石のセガワ
ご挨拶
近年いわゆる「お墓じまい」に象徴される墓所改葬が全国的に急増しております。それに伴い無縁墓石の不法投棄がマスコミで取り上げられるなど、墓石の処置や処分方法が社会問題になりつつあります。岩手県内においても例外ではなく、お墓を解体し撤去するケースが増えているのが実情です。本来墓石は先祖供養と宗教儀式の対象物であり、定められた場所に定められた方法で移動・安置されている場合は問題なしとされてきました。しかし、全国的な不法投棄や無許可営業等が相次いだことから、平成23年に経済産業省が改正した廃棄物処理法における罰則強化により、解体した墓石も産業廃棄物(がれき類)と解釈され、法に則り適正に処理することが義務付けられるようになりました。そのような中、岩手県内には石材を適正に回収・処理できる業者が少なく、その処置に苦慮している石材店が増えておりました。
このような現状を鑑み、この度当社では、「岩手県産業・地域ゼロエミッション推進事業補助金」を活用し、石材を適正に処理及びリサイクルができる産業廃棄物中間処理施設設置の許可をいただき、操業開始の運びとなりました。受入には「産業廃棄物処理委託契約書」の締結、「マニフェスト伝票」の運用などが求められますが、それらにも適切に対応してまいります。産業廃棄物処理法では、もし無許可で処分を行ったり、依頼した下請け業者が不法投棄を行った場合、元請けの石材店にも罰則が及ぶことになります。当社ではそのようなことのないよう法令遵守を徹底し、皆様のお役に立てるよう頑張る所存です。是非ご活用下さいますようお願いいたします。
近年「墓じまい」は、石材事業者のみならず一般市民にとっても大きな関心事になっており、NHKのクローズアップ現代に取り上げられるなど、広く社会問題として認識されています。また放置された無縁墓がセンセーショナルに報じられ、不法投棄された「墓の墓場」が生まれるなど、我々石材事業者のイメージダウンにも繋がりかねない事態ともなっています。
墓じまい後の墓石(排石)は産業廃棄物です。適切な処理は、事業主の責務です。
廃棄物処理法(正確には「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」)第三条には、「事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならない。」と明確に記載されています。即ち、この責務を怠ると処罰の対象となる可能性があります。
石材事業者様と処理委託契約を締結します。(廃棄物処理法)
搬入予約⇒受入日時の確認
事業所受付⇒マニフェスト提出⇒荷下ろし
月単位で請求書を発行いたしますので、お振込みをお願いします。
〒025-0002岩手県花巻市西宮野目5-503